青柳の緑の糸を繰りかへし
新春にふさわしく、おめでたい和歌を。

青柳の緑の糸を繰りかへし いくらばかりの春をへぬらむ(清原元輔・拾遺集278)
あをやぎの みどりのいとを くりかへし いくらばかりの はるをへぬらむ

「柳の緑の糸を手繰るように、あなた様も繰り返し数多の春をお迎えになりましょう」

この和歌は、実は新年に詠まれたものではありません。969年12月9日、藤原実頼の七十の賀のときの和歌であろうと言われております。12月といっても旧暦ですので、現在の2月頃にあたるのではないかと思い、芽吹いた柳を取り合わせてみました。

ちなみにこの時の元輔は推定62歳(数え年)。この絵には毎度の事ながらおかしなところが色々ございます。ごめんなさい(下絵から色付けまで約2時間という強行軍だったのです)。

('02.01.01)

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