新しき年の始めの初春の
新春にふさわしく、おめでたい和歌を。

新しき年の始めの初春の 今日降る雪のいや重け吉事(大伴家持・万葉集4540)
あをやぎの みどりのいとを くりかへし いくらばかりの はるをへぬらむ

「新春の今日降り積もる雪のように、良い事も積重なってゆけ」

正月の大雪は、豊年の瑞兆とされたそうです。

この和歌は、家持が明らかな左遷人事で因幡国に国守として下って約半年、天平宝字三年正月一日の饗宴で詠まれました。万葉集の掉尾を飾る、家持にとっても最後の和歌です。この後亡くなるまでの26年間、和歌は一首も残されてません。 ちなみにこの時の家持は42歳です。

('01.01.01/'04.02.18に絵を差替)

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