しひて行く人をとどめむ
しひて行く人をとどめむ 桜花いづれを道とまどふまで散れ
しひてゆく ひとをとどめむ さくらばな いづれをみちと まどふまでちれ

「どうしても行ってしまうあの人を
ひきとめたいのです
桜花よ
道が分からなくなる程に、散れ」

リクエスト下さった 各務顕子さんに、歌への思いをコメントして頂きました!!
「私がこの歌を最初に読んだ瞬間、頭の中でいっせいに 花びらが舞い散りました。 それは31文字の中にこんな美しい情景が表現できるのかと しばし感動に打ち震えるほどの衝撃でした。 私の想像ではこの歌の場所は山の中の桜道です。 去っていってしまう人の背中に吹雪くような花が散っていて、 行かないで欲しいという心を桜に託した 胸にしみる名歌だと思っています。」
…和歌の情景が目の前に立ち現れてくるような、美しいコメントを本当に有難うございます。この和歌を詠んだ人の名前こそ残りませんでしたが、その感動の一瞬は、今も色褪せることなく各務さんや私たちの胸にきざみつけられているのですね。ちなみに古今集403番の和歌です。

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