うねめの袖吹き返す明日香風
うねめの 袖吹き返す明日香風 都を遠みいたづらに吹く 風の和歌
うねめの そでふきかへす あすかかぜ みやこをとほみ いたづらにふく

「采女の袖を吹き返していた
明日香の風も
都が移り
いまはむなしく吹き抜けてゆく」

都が飛鳥浄御原宮から藤原宮へ移った後に、志貴皇子が詠まれた和歌です。
志貴皇子の母君は、采女(うねめ)でした。そのため、歌中の「采女」に母の姿を見て取る説がありますが、都の華である采女を詠んだだけだという説もあります。皇子は、飛鳥宮でのキラキラ輝いていた過去を、風に吹かれながら思い出していたのでしょう。

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