さくら花ちりぬる風のなごりには
さくら花ちりぬる風のなごりには 水なき空に浪ぞたちける 花の和歌
さくらばな ちりぬるかぜの なごりには みづなきそらに なみぞたちける

「桜の花を
風が彼方へ吹き遣った
空と私の胸とに
さざなみを残して」

屏風につけた歌だけあって、印象が鮮烈です。
言葉の端正な佇まいは、白磁の壺のようで。歌に吹く風は、フェードアウトしつつも決して消えなくて。口ずさめば、ナ行の多用ゆえか波のうねりが舌に残ります。

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