諸事情から和歌についての質問はお受けしない方針にしてをります。代はりと言つては何ですが、和歌に関して疑問が生じた時の調べ方のコツのやうなものを事例別にQ&A形式で載せてみたいと思ひます。こんなことしか出来ませんが勘弁してやつてください。

うろ覚えのあの歌が思ひ出せない!!

・図書館に置いてある国歌大観といふ大きい本で調べる
・置いてゐない場合でも、古典文学の大系とか集成とかで探す。たいていは国語の教科書で見た和歌だと思ふので、万葉集・古今和歌集・新古今和歌集に的を絞れば探し当てられる確率が高くなります。学生時代に教科書で見た和歌なら、市販の国語便覧に載つてゐる可能性もあります。
・和歌に出てくる名詞とか動詞とか、分かつているものを辞書で引くと、案外例歌で載つてゐたりもします。

和歌の変遷とか歌集の概要など

・大きめの辞書に簡潔に載つてゐます。国語便覧も役に立ちます。
・ネット上でも無料で(通信費は掛かりますが)辞書検索は出来ます。
「和歌」(Wikipedia記事)
goo辞書(Wikipedia記事検索も出来ます)
辞典&辞書検索: 翻訳のためのインターネットリソース

全く和歌を知らないんだけど、どの本から読めばいいの?

・入門としては、やはり色んな時代の色んな和歌の載つたダイジェスト本がよいと思ひます。
・一番手つ取り早いのが『百人一首』ですね。関連書はたくさん出てゐますので、実際手に取つて読みやすいのをお選びください。関連サイトをあちこち訪問されるのもよいでせう。百人一首の本で私が好きなのは、『田辺聖子の小倉百人一首カラー版(上)(下)』(角川文庫)です。田辺聖子さんの面白く分かりやすい解説もさることながら、岡田嘉夫さんの絵が本当にきれい。品切の場合は、挿絵のない『田辺聖子の小倉百人一首』でもよろしいかと。もうひとつは『原色小倉百人一首』といふ写真満載のきれいな本でして、解説も私の好きな鈴木日出男先生ですし(?)これで560円は安いと思ひます。それで興味を持つた歌人なり歌集なりに絞つて、ちよつとづつ掘り下げてゆくとよいのではないでせうか。広く浅く色々読んでみたいかたには、大岡信さんの『折々のうた』(和歌以外の韻文も含む)などもオススメです。ちなみに私は、岩波文庫の『古今和歌集』からどつぷり和歌に浸かりました。当サイトの「書目」(参考文献のページ)も参考にして下さい。ほとんど私のやうな素人向けです(^_^)

万葉集に出てくる植物とか動物とか一遍に分かる本はないの?

・『万葉集―全訳注原文付 (別巻) 万葉集事典』(講談社文庫)が手軽で便利です。

源氏物語の和歌が一遍に載つてる本は?

・私が知る限りでは『源氏物語必携事典』(角川書店)に一覧がありますが、3300円します…。